婦人が寒湿月経痛になるのは地理的な条件、生活環境、生活習慣、体質的な素因それぞれ大いに関係があります。月経期間は子宮は気血が満ちみちてそれからあふれ出すことになります。このときにもし気候が急に冷えてきたり、着衣が足らなかったり、或いは雨にさらされたり、水をわたったりした場合;或いは湿度の高い環境に生活しているとか;或いは湿地に久しく寝そべっていたとか;或いは水の中で泳いだりとか、そのために寒湿の邪が子宮にとどまって(凝滞胞中)、経血の運行を阻滞させ、月経痛を引き起こすのです。もともと体質的に陽気が不足して、脾胃虚弱なのに、月経中に生ものや冷たいものを過食して、中を冷やすと(寒湿内生)、月経痛を引き起こします。ですから、居住環境の空気の流通には注意して、適度に着衣し、月経中は水の中を歩いたり泳いだり、むやみに冷やしたり雨に当たったりしないことです。これは身体が素質的に弱い人についてだけではなく、たとえ身体が強壮なものでも、抵抗力が強いと自認し、不注意になってはいけません。正邪の力量が争っているときに、もし邪気が上回れば、あなたは病邪の侵襲を受けて、疾病に罹ってしまいます。 |
(1)症状表現 |
(1)症状表現 |