産後乳汁が甚だしく少ないか、まったく出ない場合、乳汁不足といいます。普通の生活をしながら赤ちゃんを母乳で養育するのが、最も良い方法です。母乳は栄養豊富で、温度は適当で、赤ちゃんの栄養吸収と消化に適合していますから、母乳で赤ちゃんを養育できる場合には、できるだけ母乳で養育すべきだということです。 乳汁不足の原因としては主に二つの面があります。一つは、身体が弱く、胃腸が健康でなく、食欲不振で、各種の栄養物質の摂取が不足して、身体の基本物質(水穀精微)を十分生み出すことができず、気血が足らなくなり、乳汁となることができなくなる場合。もうひとつ別の原因は、精神的な抑鬱のために、気が十分に働けず(情志抑鬱、肝失条達、気機不暢)、乳汁の運行が阻害されて、乳汁不足になる場合です。ですから、授乳期には気持ちを楽にして(情志舒暢)、飲食物の調和のとれた摂取と心理的な均衡を保つように注意しなくてはなりません。 |
(1)症状表現 ①産后乳汁が少い。 ②乳汁がうすい。 ③乳房が柔軟で、脹った感じがない。 ④顔色が悪い。 ⑤疲れやすく少食。 ⑥舌色は淡、舌苔少。 ⑦脉は虚細。 (2)推拿の手法 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
(1)症状表現 ①産后の乳汁が少いか或いは無い。 ②胸脇が脹って苦しい。 ③気持ちが晴れない(情志不舒)。 ④食欲減退。 ⑤舌は正常、舌苔は薄黄。 ⑥脉は弦細或いは数。 (2)推拿の手法 ![]() ![]() ![]() ![]() |