形体美は人 の均整美の現れです。文芸復興のときにイタリアの著明な画家、レオナルド・ダヴィンチは標準的な人体構成の比例を提出しました。頭部は身長の1／8、頭の長さと胸背部の最も厚いところは同じである、肩幅は身長の1／4、両腕を水平に伸ばした広さは身長に等しい、両腋の幅は臀部の幅に等しい、乳房と肩甲骨は同じ高さにある、大腿部正面の皮膚の厚さは眼瞼の厚さに等しい、膝以下の高さは身長の1／4、このようなプロポーションを形体美の標準の一つとしました。女性の形体美についての現代の風潮は、豊満な胸は女性の魅力の無類な象徴であり、繊細な腰は女性的な風姿の特徴であり、豊満で引き締まった臀部は女性の美しさの焦点である、これがわれわれの多くが関心を持っている女子の“スリーサイズ”です。身長が普通の女性の標準のスリーサイズは、胸囲、腰囲、臀囲が80：62：80の比率がいいと一般には認められています。愛の女神ビーナスは身長215cm、胸囲121cm、腰囲95cm、臀囲129cmでいわゆる標準美人です。乳房は“女性の生命である”と美しく喩えられていますが、健康美あふれる乳房というものは、すらりと豊満で、垂れ下がっておらず、弾力性があって、乳頭が中央に位置している半球形あるいは円錐形の乳房が最も美しい感じがして、側面から見ると女性的な曲線美がはっきりします。臀部は円く締まっていて、  弾力性があり、位置は恥骨と水平線上の高さにあり、垂れていないこと。腰は柔軟で、腰囲は臀部の1／3の細さであること。腹部は、平らで、余分な脂肪がついていないこと。以上は女性の理想的な体型ですが、日常生活で一人一人がこの善美をすべて備え持っているわけではありません。あなたの乳房はあまり豊満ではないかもしれないし、歳月を経てあなたのお腹には脂肪がついてややボコボコしているかもしれないし、こういったことは女性美に影響しますが、意気消沈する必要はありません。もしもあなたが沐浴推拿の方法を堅持して行えば、あなたの健康美に一定の効果があります。 |
| 温水浴を採用して、全身浴をし、水温は３９℃とします。温水浴をして、体温が１℃上昇すると汗が出始めて、散熱し、体内の熱エネルギーを消耗し、同時に呼吸回数は増加し、血液循環は速くなり、新陳代謝を促進します。入浴中に天然海錦あるいは純綿のタオルで胸、腹部を搓擦（ササツ、こする）します。 |
1．乳房 ①手のひらでかるく数回撫摸（ブモ、なでる）します。乳房の周りを時計回りに推摩（スイマ、おしなでる）し、次には逆時計回りに推摩します。往復２５回（図77）。 ②両手で乳房の外周から開始して、乳首に集中する方向に推拿し、推摩の終点は乳頭に集中するようにします。反復１５回（図78）。  ③五指を伸ばして乳房を軽く握捏（アクネツ、にぎってこねる）します。そのとき同時にリズミカルに振動させます。向きを変えて、各部位に軽く推移します。それぞれの乳房を２分間（図79）。  ④乳頭を軽く前上方に持ち上げるように引っぱります。５回（図80）。 ⑤家庭推拿では、妻は夫に助けてもらって、口で小児が乳を吸うように吸い取ってもらいます。こうすれば、女性の乳首を速く硬くし、充血させ、乳房全体を膨張させることができます。その後推拿按摩の手法を施します。一番良いのは、乳房の膨張を１，２時間持続させることです。このように反復して按摩し、これを常々堅持して行えば、両方の乳房は豊隆して美しくなってきます。  2．腹部 ①両手を重ねてお腹の上を按（アン、おさる）し、臍から左下腹、恥骨結合の中点、右下腹、最後に臍へと摩（マ、なでる）します。これを反復５０回（図81）。  ②手のひらで剣状突起の下から恥骨結合まで、推摩（スイマ、おしなでる）します。上下に往復５０回（図 82）。  ③腹部を提捏（テイネツ、ひっぱりあげる）します。１～２分間（図83）。 |
| ①夫が妻に対して乳房の按摩をするときに、強烈な痒感あるいは性感、快感が生じるときには、それに応じて按摩を緩くして、ただ乳首が勃起し、乳房が充血し、乳房が一定の硬度を保つだけにするのがよろしいです。按摩中に、強い性欲が生まれてしまったときにも、合体しないことが最もよろしいです。合体して高潮が過ぎ去ったときには、膨張した乳房はすぐに消退してしまい、そしたら乳房を豊満にする効果は減弱します。 ②腹部の保健については、上述の按摩方法以外に、さらに鍛煉を堅持して、毎日仰臥位での上体を起しを１５～２０回、俯臥位での背筋の突っ張り運動を１０～２０回、少しずつ回数を増やします。また、駆け足や舞踊などの活動に参加すれば、腹部の健康美に有益であり、あなたはすらりとした美麗な曲線美になることができます。 |