患者は椅子の背もたれに向かって騎坐し、両手を組んで後頭部を抱えます。術者は患者の背後に立って、一方の膝頭を患者の特定の胸椎棘突起(クッションを敷く)にあてがい、両手でそれぞれ患者の両肘を握って、先ず前に向けて胸を縮め、そのとき患者には息を吐いてもらいます、それから後ろに向かって肘を拡げて胸郭を拡張し、同時に患者には息を吸ってもらいます。反復3〜5回。最后に一回大きく力を入れてぐっと後ろに引きます、常に胸椎の矯正音が聞こえます。適応は胸部の痛み、胸椎の小関節の機能障害、胸苦しいとか呼吸がせわしいなどの症です。 |
患者は仰臥位で、両手を組んで後頭部を抱えます。そして特定の胸椎棘突起の部位にクッションを敷きます。術者は側方或いは後方立って、両手でそれぞれ患者の肘を握り、先ず前に向かって胸を縮め、患者には息を吐いてもらい、それから後ろにおして胸を拡張し、患者には息を吸ってもらいます。 反復5〜10回。最后に一回押す 力を最大にします。適応症は坐位拡張法と同じです。老人や身体の弱い人及び座位操作ができない人に向いている手法です。 |