五十肩
   



 手を挙げにくい、帯を結びにくい、夜間痛みで眠れないなどの症状が現れたら、五十肩だと言われます。回復するのに、早くて1年、長ければ3年かかるといわれますが、意外にはやく回復することもありますから、ツボを試してください。


@ 肩ぐう(けんぐう)

 肩はかたという字です。ぐうは、肩甲骨を指していいます。
 肩甲骨に肩峰(けんぽう)というでっぱりがありますがそこにあるツボです。

 腕をあげると肩先にくぼみができます。そのくぼみに指先を入れて押します。



A 手三里(てさんり)

 手のひらを胸に当てると、ひじのところにしわができます。
 そのしわから指の幅3本ぐらい親指に向って下がったあたりを、他方の手の親指で押えて感じるところです。



B 陽陵泉(ようりょうせん)

 陽は陰陽の陽ですが、外側のことです。陵は丘陵地の陵という字で、高いところをさします。泉(せん)は泉(いずみ)ですがくぼみをさします。
 膝の外側の高い骨のほとりのくぼみにあるツボという意味になります。

 膝を少し曲げて、手のひらの中央を膝のお皿に当てて、5本の指を開いた時に、小指の先のほうに骨のでっぱり(腓骨頭)があります。その骨のでっぱりから指の幅1本分ほど下のくぼみによく響くツボがあります。

 この陽陵泉というツボは「筋をつかさどる」といって、筋肉に関係する病気によく使うところです。

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