歯がぐらぐらする
   


 8020運動というのがあります。80歳で20本自分の歯を残そうという運動です。中高年以降の人が歯をなくする原因のほとんどは歯周病です。粗塩(あらじお)で歯茎をマッサージする、電動歯ブラシを使って歯茎をていねいにマッサージする、など歯茎のマッサージとともに、とっておきのお灸がありますから、試してください。


@合谷(ごうこく)
 合う谷と書きますが、二つの筋肉のあいだにあってちょうど谷間をなしているからです。
 人さし指と親指の骨が合わさるところから指の幅1本分ほど指先に向ったところです。小指に向って押します。
 合谷は、下の歯の痛み良いとされています。



A内庭(ないてい)
 うちのにわと書きます。
 足の背側で、第2指と第3指が合わさるところです。
 内庭は、上の歯の痛みに効くとされています。狭い場所ですから指先で押さえましょう。



B女室(じょしつ)
 女の室(しつ)(へや)、あるいは女の膝(しつ)(ひざ)と書きます。女性の症状にも関係のあるツボです。
 かかとの真うしろ、足の裏の皮膚とその上の皮膚とでは色が違いますが、その境目のところ。アキレス腱が付着していますが、そのすぐ内側に、強く押すとズーンと応える所があります。足首を少し屈伸してみて一番応える足の位置を見つけます。ここに米粒半分ぐらいのお灸を10から30ぐらい熱さがしみとおるまですえます。
 歯周病は慢性病ですから、日課のようにして長くすえこんだ方がいいです。歯をなくするよりはお灸の熱さの方が我慢できると思います。


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