鼻ずまり

 花粉症の方とか、風邪を引いたときなど症状の一つとして鼻詰まりが起こります。鼻詰まりはうっとうしいものです。ツボを押えてすっきりしましょう。


@ 迎香(げいこう)
 香りを迎えると書くわけですが、
 鼻の機能が回復して香りをよく迎えるようになるという意味です。
 鼻のふくらみ(鼻翼)の外側の中央にあり、鼻の横の溝の中に取ります。
 指先でジワーッと押えるか、
 小さく回しながら押えます。
 また、まぶたの上を指の腹で軽く圧を加えながら、目頭から目じりに向けてなでていくのいいでしょう。



A 上星(じょうせい)
上星穴の位置を示す図です 上の星と書きますが、ツボが高いところにあって天空に通じるように、 塞がった鼻を通じさせるという意味から名づけられいます。
 しん会(しんえ)と同じように、手首のしわを鼻先に当てます。
 そして指先を頭の上のほうに向けるとき、中指の先があたる付近に、ちょっとした凹みが感じられるところがあります。
 鼻の方に向けてジワーッと押えます。



B 風府(ふうふ)
 府(ふ)は集まるところです。カゼの集まるところという意味です。
 首のうしろで、髪の生え際から指の幅1本ほど上で、真中の凹みです。
 鼻血が出たとき押えたり軽く叩いたりするところです。
 眉間に向ってジワーッと押えます。


C 合谷(ごうこく)
 合う谷と書きますが、二つの筋肉のあいだにあってちょうど谷間をなしているからです。
 人さし指と親指の骨が合わさるところから指の幅1本分ほど指先に向ったところです。
 小指に向って押します。
 この合谷というツボは、首から上のほとんどすべての症状に効果があるとされています。
 たとえば、口内炎や麦粒腫(ものもらい)のときに、ここにお灸をすると早く治ります。

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