目の疲れとドライアイ   




 なにかと目が疲れることの多い現代生活です。ときどきツボを押えて、目のリフレッシュをしましょう。とくに最近はパソコンの関係で涙が出にくくなるドライアイが増えています。ドライアイにいいお灸のツボがありますので、ご紹介します。これも試してみてください。
 なお、テレビを見ながらツボを押さえるのは頂けません。目を休めることが大切です。


@ 睛明(せいめい)
 睛(せい)は目のことです。目を明るくするツボという意味です。
 目頭から2ミリほど鼻柱の方によったところ。鼻柱に向けて押えます。
 眼窩(眼球が入っている骨の凹み)の周囲には、目に関係すツボが沢山ありますから、
 眼窩の内外をていねいに指先で探ってみて、気持ちの良いところはジワーッと押えてください。
 また、まぶたの上を指の腹で軽く圧を加えながら、目頭から目じりに向けてなでていくのいいでしょう。



A 和りょう(わりょう)
 和は緩和するの和です。“りょう”は骨のあいだの凹みのことです。
 骨のあいだにあって、目や耳など顔にある器官の機能回復に役立つツボという意味です。
 耳たぶの上側の付け根と髪の生え際の中間で、脈が打つのを感じるところです。
 指先で押えます。



B 曲池(きょくち)
 肘を曲げときにできる池のような凹みという意味です。
 手のひらを胸に当てたときに肘のところにしわができます。
そのやや外側のくぼんだところです。
 骨に向って押えるとよく応えます。


C 大骨空(だいこっくう)(ドライアイの灸点)
 大きな骨の空所という意味です。
 手の母指の背面にあります。親指を曲げて、爪よりの関節の骨の中央に取ります。
 米粒の半分ぐらいの小さなお灸をすえます。熱さが透ればよいです。
 小さなお灸をすえれば痕はほとんど残りません。
 涙の出ぐあいがよくなります。

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