乗り物酔い
   





 車酔いがひどいと、出かける気持ちになれません。予防に役立つツボを試してみてください。


@ 築賓(ちくひん)

 築は建築の築という字ですが、堅いさまを表します。賓は賓客の賓という字ですが、住むところを表します。堅いものが住んでいる所ということになります。足を高く上げるとふくらはぎがぎゅっと堅くなりますがそのさまから命名されています。
 ふくらはぎには、内外二つの腹がありますが、その内側の腹の下の方で、筋肉がアキレス腱に移行する付近で押えて応える所です。
 お灸や、エレギバンを貼っておくのもいいでしょう。



Aしん会(しんえ)
 “しん”は大泉門のことを指します。こどものころのおどりこの名残りです。
 手首の内側を眉間の下のくぼみに当て、指先を頭の上のほうに向けるとき、中指の先があたる付近から2、3センチ後ろに、ちょっとした凹みが感じられるところがあります。
 その凹みを円を描くように指先で押え揉みします。

梔穴の位置を示した図です
 ムカムカや頭痛が楽になります。また、しん会というツボは立ちくらみなどにも効果があります。



B 完骨(かんこつ)
  耳の後に尖った骨が飛び出しています。完骨というのはこの骨の名前です。
 この骨の後の下のほうの凹みがツボです。
 親指でジワーッと押さえるか、指先で小さな円を描くように押え揉みしましょう
 ※ その他に乗り物酔いは胃との関係が深いのでへそとみぞおちの中F(中かん)をさするのもよいでしょう

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