冷房をのりきる
   


 冷房に弱い人は、元気をつけて、全身の調整能力を高めるツボを刺激して、冷房を乗りきりましょう。冷えのひどい人はお灸を試しましょう。


@ 照海(しょうかい)
 照らす海と書きますが、両足の裏を合わせたときにできる内くるぶしの下の方の大きなくぼみを海にたとえたのです。照らすというのはこのツボが目の疾患にも効果があるからです。

 内くるぶしから指の幅1本分ほど下がった所の凹みです。

「太谿」(内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼんだところ)も同じような効果がありますから、よく応える方を押さえましょう。



A 身柱(しんちゅう)
 からだ(身)の柱と書きます。ちょうど肺のある所ですが、肺は全身の気をつかさどります。

 首を前に曲げて、のど仏の真後ろで一番でっぱった骨を探します。そこから下ヘ向って2つ目と3つ目の背骨のあいだの凹みです。

 尾道では"さんのず"の灸として、昔はほとんどの子供が親にすえられていました。



B 腎兪(じんゆ)
 腎臓を治癒させるツボという意味です。

 東洋医学では腎臓は冷えと深い関係にあります。

 おへその高さで、背骨から指の幅2本分ほど外側に寄ったところです。

 両手の親指を当てて、押しながら体を反らします。


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