しゃっくり
   



 しゃっくりは、胸と腹を隔てている横隔膜が、間隔をおいて痙攣して起こります。たいていはほうっておいても治ります。冷たい水を飲んでみたりいろいろ試しても止まらないときには、ツボを押さえてみましょう。


@ 翳風(えいふう)

 翳(えい)というのは、耳の形をした扇子のことです。
 耳が風をさえぎるところ、つまり耳の後方にあります。

 耳たぶの後で、耳垂とそのすぐ後の硬い骨との間の狭い凹みです。

 指先で押さえます。



A 内関(ないかん)

 内側にある関所ということです。

 手首の内側のしわから指の幅2本分ぐらい肘の方に上がったところで、
 真中の2本の筋肉のスジのあいだにあります。

 ジワーッと押えるか、2本の筋(スジ)に沿って上・下に押え揉みしましょう。



B巨闕(こけつ)

 「こ」というのは巨大の巨という字です。闕(けつ)は宮殿の門のことです。
 巨闕は心(しん)(こころ)と関係のあるツボですが、
 東洋医学では心は神様にたとえられるので、巨闕〜大きな宮殿の門となずけられました。

 みずおちから指の幅1本ぐらい下がった所です。指の腹で小さく回し押ししましょう。

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