各種の熱をさますマッサージ


高熱で精神不安定
イライラがひどく目が赤い
感冒の熱
熱による腹痛、下利・便秘
嘔吐
発熱、口渇、便秘、腹脹
38℃以下の発熱
39℃以上の発熱
疱疹が出そうで出ない
口内炎、口渇を伴う発熱
消耗性の熱
驚恐を伴う発熱
悪寒と発熱が交代に襲う
強い解熱効果
六個月以内の乳児の発熱
内にこもった熱
解熱作用を増強
胸を楽にして解熱
解熱して吐き下しを止める
発熱、ひきつけ
イライラする消耗性の熱
体力のある高熱



高熱で精神不安定
口内炎や小便の出が悪いなどの症状を伴う
@清心経
 中指の指腹を擦ります
 〔位置〕 中指の指腹。
 〔手法〕 指の付け根に向かって軽く100〜500回擦ります。









A清河水
 腕の正中線を擦ります。
 〔位置〕 前腕の正中線、手首から肘まで。
 〔手法〕 示指、中指の二指の指腹で、手首から肘に向かって軽く100〜300回擦ります。












B清小腸
 小指を擦る。
 〔位置〕 小指の外側縁。
 〔手法〕 ゆびの付け根から先に向かって100〜300回擦る。


イライラがひどく目が赤い
 清肝経
 〔位置〕 示指の指腹。
 〔手法〕 指腹を指先から付け根に向かって軽く100〜500回擦る。


感冒の熱
 推肺経
 〔位置〕 環指の指腹。
 〔手法〕 指の付けに向かって軽く100〜500回擦ります。


熱による腹痛、下利・便秘
 推大腸
 〔位置〕 示指の母指よりの縁。
 〔手法〕 母指と示指の股の間から指先に向かって軽く100〜300回擦ります。


嘔吐
@清胃経
 母指の中央を擦る
 〔位置〕 母指の付け根に近い方の節。
 〔手法〕 付け根に向かって軽く100〜500回擦る。










A清脾経
 母指の外側を擦る
 〔位置〕 母指を曲げた時の外側の指腹面。
 〔手法〕 手根方向に向かって軽く100〜500回擦る。













B横紋推向板門
 〔位置〕 母指球。
 〔手法〕 手首から母指のつけ根に向けて軽く100〜300回擦する。





C推天柱骨
 うなじの中央を下に擦る
 〔位置〕 頭の後で髪の生え際の中央から首の下の大きな骨まで。
 〔手法〕 指腹で、上から下へと軽く100〜500回擦る。あるいはスプーンを用いて上から下へと柔らかくこすってもよい。


発熱、口渇、便秘、腹脹
@清胃経
 母指の中央を擦る
 〔位置〕 母指の付け根に近い方の節。
 〔手法〕 付け根に向かって軽く100〜500回擦る。 










A推大腸
 示指を擦る
 〔位置〕 示指の母指よりの縁。
 〔手法〕 母指と示指の股の間から指先に向かって軽く100〜300回擦る。













B退六腑
 前腕の小指側を擦る
 〔位置〕 前腕の小指側、肘と手首の間。
 〔手法〕 指腹で、肘から手首に向かって軽く100〜300回擦る。








C揉天枢
 臍の傍らを揉む
 〔手法〕 示指と中指で臍の左右を50〜100回揉む。










D推七節骨
 お尻を上から下へ擦る
 〔位置〕 第四腰椎から仙骨と尾骨の連結部の棘突起を結ぶ線上。
 〔手法〕 上から下へと軽く100〜300回擦る。


38℃以下の発熱
 清河水
 〔位置〕 腕の正中線、手首から肘まで。
 〔手法〕 指腹で、手首から肘に向かって軽く100〜300回擦る。


39℃以上の発熱
 退六腑
 前腕の小指側を擦る
 〔位置〕 前腕の小指側、肘と手首の間。
 〔手法〕 指腹で、肘から手首に向かって軽く100〜300回擦る。





疱疹が出そうで出ない
 コウ揉小天心
 〔位置〕 母指球と小指球が交接する所の陥凹中。
 〔手法〕 指の先端で100〜300回捏ねるように揉むか、指の爪で5〜20回つく。


口内炎、口渇を伴う発熱
 コウ揉内労宮
 〔位置〕 手掌の中心、拳を握った時に中指先端が当るところ。
 〔手法〕 指の先端で50〜100回捏ねるように揉む。


消耗性の熱
次の三つの手法を連合して運用する
@揉小天心 手首の中央
 〔位置〕 母指球と小指球が交接する所の陥凹中。
 〔手法〕 指の先端で100〜300回捏ねるように揉むか、指の爪で5〜20回つく。











Aコウ揉内労宮 手掌の中央
 〔位置〕 拳を握った時に中指先端が当るところ。
 〔手法〕 指の先端で50〜100回捏ねるように揉む。














B揉掌小横紋 感情線の頭
 〔位置〕 小指の付け根の下で、手相で言う感情線の頭に当たるところ。
 〔手法〕 指端で100〜500回おさえ揉む。


驚恐を伴う発熱
 水底撈月
 
左手で患児の四指を握って固定し、右手の母指の先端で、小指辺りからはじめて、小指球、母指球と小指球の交点を経て、手のひらの中心に向かうコの字を作って軽く擦る。


悪寒と発熱が交代に襲う
 分推大横紋
 〔位置〕 掌側の手根横紋。
 〔手法〕 両手の母指で横紋の中点から両辺に向かって軽く擦る。


強い解熱効果
@推脊
 背骨の上を首の下からお尻まで、上から下へと軽く100〜300回擦る。











A清河水
 腕の正中線を擦ります
 〔位置〕 前腕の正中線、手首から肘まで。
 〔手法〕 示指、中指の二指の指腹で、手首から肘に向かって軽く100〜300回擦ります。












B退六腑
 前腕の小指側を擦る
 〔位置〕 前腕の小指側、肘と手首の間。
 〔手法〕 指腹で、肘から手首に向かって軽く100〜300回擦る。








C揉湧泉
 足底のくぼみを揉む
 〔位置〕 足底の前と中と三分の一の境界で中央陥凹部。
 〔手法〕 母指の先端で揉む50〜100回;捏(こねる)3〜5回。湧泉から母指に向かって軽く擦る50〜100回。


六個月以内の乳児の発熱
 五指の指腹の指先の方の横紋を横向きに往復して軽く擦る、約50回。


内にこもった熱
揉腎紋
 小指の指腹の付け根に近い方の指間関節横紋を指端で100〜500回按え揉む。


解熱作用を増強
打馬過河
 示指と中指の指端で、前腕屈側正中線を手首から肘まで1〜3遍反復して叩打する。


胸を楽にして解熱
蒼龍擺尾
 右手で患児の示指・中指・環指の三指を握り、左手の母指をおもに使って、前腕屈側の正中線を手首から肘まで軽快に往復5〜10遍揉む。最後に肘を握っておいて、右手で患児の三指をもって振せん3〜5回。


解熱して吐き下しを止める
龍入虎口
 両手の四指で患児の手背の両側を支え、母指で掌面の橈側と尺側を圧迫し、さらに母指で母指球を軽く擦り揉む、各30〜50回。


発熱、ひきつけ
 コウ十王
 五指の爪の付け根の両側を、母指・示指で一つの指のツボを挟むようにつまむ、3〜5回。


イライラする消耗性の熱
@揉湧泉
 足底のくぼみを揉む
 〔位置〕 足底の前と中と三分の一の境界で中央陥凹部。
 〔手法〕 母指の先端で揉む50〜100回;捏(こねる)3〜5回。湧泉から母指に向かって軽く擦る50〜100回。












A揉二馬
 手背の第四、五中手指節関節間で後の陥中を指の先端で100〜500回揉む、爪をたてるのならば3〜5回。














Bコウ揉内労宮
 手掌の中心を指の先端で50〜100回捏ねるように揉む。

体力のある高熱
@退六腑
 〔位置〕 前腕小指側の縁、肘と手首の間。
 〔手法〕 母指あるいは示指・中指の指腹で、肘から手首に向かって軽く擦する。100〜300回。









A揉湧泉
 足底のくぼみを揉む
 〔位置〕 足底の前と中と三分の一の境界で中央陥凹部。
 〔手法〕 母指の先端で揉む50〜100回;捏(こねる)3〜5回。湧泉から母指に向かって軽く擦る50〜100回。












B清河水
 腕の正中線を擦ります
 〔位置〕 前腕の正中線、手首から肘まで。
 〔手法〕 示指、中指の二指の指腹で、手首から肘に向かって軽く100〜300回擦ります。

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